猫の威嚇は、迫力満点だというけれど、実際にみたことがないのでどういうものかわからないと疑問に思う飼い主さんもいると思います。
最近では室内飼いが増えてきて、猫も快適な暮らしを送れるようになってきたので、威嚇行為を間近で見たことがない方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は猫の威嚇時の気持ちと威嚇の時の鳴き方について詳しくまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
猫の威嚇時の鳴き声はどんな感じなの?
猫が威嚇をするときは普段の「ニャー」という鳴き声とは全く違う、このような声を出します。
最初は「ウー」と唸り、それでも気持ちがおさまらない場合は「シャー!」と口を大きく開けて鳴きます。
猫が威嚇する時の気持ちとは?
猫が威嚇する原因として、次のようなことが考えられます。
飼い猫が威嚇したときにぜひ参考にしてみてください。
怒っている時
自分の思うようにならなかったり、嫌なことがあると威嚇をして怒ります。
例えば、嫌がっているのに無理にしつこく触ったり、離してほしそうなのにいつまでも抱っこしていたりすると怒りが飼い主さんい向けられて、威嚇されてしまうことがあります。
特に抱っこは猫にとってはあまりいいものではないと言われています、
撫でられることは猫自身が嫌だと思えば、いつでも逃げ出せる行為なのに対し、抱っこは猫にとって逃げ出せない拘束の時間です。
しかも、抱っこはいつ終わるか分からないので、終わりが見えないこと自体に猫はイライラしてしまい、怒りやすくなります。
ケンカの時
仲の悪い猫同士が出会うと、威嚇をすることで「こっちの近づかないで!」という気持ちを表します。
最初に「ウー!」と唸ることで、近づけさせないように予防線を張ります。
それでも近づいてくるような相手には敵意むき出しの「シャー!」という鳴き声と同時に猫パンチが飛んできます。
先住猫が新入り猫に対しても行うことが多く、威嚇をすることで自分のほうが強いのだと相手に知らしめる効果もあります。
これは猫同士だけで行われるのではなく、人間相手に対しても行われます。
嫌な相手や苦手な相手だとインプットした相手に対して容赦なく行われるので、注意しましょう。
怪我などで痛みがある時
普段威嚇をしない子が、体触っただけで威嚇をするようになったときは痛みがある可能性が高いです。
体が辛いので、触られたくなくて威嚇をすることで、飼い主さんを遠ざけようとするのです。
決まったある部位を触ると威嚇する場合は、その部位に病気が潜んでいることが多いので、急いで獣医さんに相談しましょう。
まとめ
猫の威嚇には必ず何かの意味があります。
意味もなく怒る猫はいません。
ストレスが溜まっていると、些細な事でも威嚇しやすくなるので日頃から快適な環境で過ごさせてあげることを第一に考えてあげましょう。
また、威嚇をされたときは、爪がでた本気の攻撃が飛んでくる可能性が高いので無理に構って、猫をさらに刺激させないようにも気をつけるようにしましょう。