どういう理由があるの?飼い猫が添い寝をするときの心理とは
これからの季節、だんだん肌寒くなってくると飼い猫が添い寝をしはじめますよね。
猫同士で寄り添って寝てたり、時には飼い主さんの傍で添い寝をしたりと愛らしい姿がたくさん見られるようになります。
今回はそんな添い寝をする猫たちの心理をまとめてみましたので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
猫同士の添い寝の意味
猫同士で添い寝をしているときは、以下の2つの理由があります。
防寒対策
猫はもともと砂漠のような乾燥地帯で暮らしていた動物なので、暑さよりも寒さに弱い生き物だと言われています。
そのため、寒さの厳しい冬はお互いの身を寄せ合って体を温めていることが多いのです。
これは野良猫にもよく見られる行動ですが、野良猫の場合は敵からすぐ逃げられるような体勢で寄り添っています。
対して、室内で飼われている猫は安心しきっているのでお腹を上に向けながら寄り添っていることが多いのです。
また、添い寝をするのは中の良い猫たちだけなく、寒さを乗り越えるために普段は仲の良くない猫同士でも冬になると、妥協をして身を寄せ合うこともあると言われています。
安心感を得るため
猫同士で寄り添っている時は、お互いの温もりが感じられるので安心感を得やすくなります。
年の離れた猫同士だと、若い猫の方が母猫の面影を年上の猫に求めている場合もあるようです。
安心感を得るために添い寝している猫同士は、防寒対策の時とは違って仲がいいのも特徴のひとつ。
そのため、寒い時期だけではなく人が驚くような暑い時期も傍で一緒に寝ていることが多いのです。
飼い主との添い寝
飼い主さんと添い寝をしたがる猫は、甘えん坊な性格の子が多いようです。
人間に対して猫が添い寝をしたがる時は、母猫を思い出して甘えたい気持ちの時が多いのです。
そうした子は、早くから母猫と引き離された場合がほとんどなので、飼い主さんが深い愛情で包み込んであげることが大切になってきます。
そして、猫が添い寝をする場所によっても飼い主さんへの気持ちが分かると言われています。
飼い主さんの顔に近い場所で添い寝をするほど、猫から強く信頼されているという傾向があります。
なので、足元に添い寝をする子とはまだまだコミュニケーションが取れていない可能性があるので、スキンシップを多くしてあげましょう。
また、飼い主さんの傍で寝ることで「この人は自分のものだ」とマーキングをしていることもあります。
中には飼い主さんが動くたびに爪を出して、飼い主さんの動きを制御する子も。
しかし、これは悪気はなく、飼い主さんを守ろうとしているからこその行動なので大目にみてあげましょうね。
まとめ
猫が添い寝をするのには、意外にもたくさんの理由があります。
どんな理由でも共通しているのが、添い寝をする相手のことを猫が大切に思っているということです。
信頼関係がない相手に対しては関心を持たないのが猫の性格なのです。
そんな可愛らしい気持ちに応えられるように、飼い主さん側も普段から全力で愛猫と向き合ってあげてくださいね。