どっちが臭い?犬と猫のにおいを比較してみる!
ペットを飼っている家庭を訪ねると、臭いの程度に差はあれど、なんとな~く臭うことがありますよね。
臭いと言っても犬と猫では大きな違いがあります。では、いったい何が違うのでしょうか。
犬は体が臭う
犬にはそれぞれ独特の体臭があります。
体臭の原因には、犬種・肌質・食生活など、いろいろな要素が挙げられます。特に食生活によるところが大きく、食事を改善することで臭いが弱くなったという経験談も多いくらいです。
犬種では、柴犬やシーズー、アメリカンコッカーのようなダブルコートの犬は体臭が強く、チワワ、パピヨン、プードルのようなシングルコートの犬は体臭が弱いと言われています。
猫は排泄物が臭う
対する猫は、体臭はそれほどではありません。
猫は綺麗好きでこまめにグルーミングをするため、体に関しては無臭と言ってもいいくらいです。
ただし、排泄物は犬よりもずっと臭います。砂漠出身の猫の体は、貴重な水を節約できる仕組みになっています。
体内にため込んだわずかな水分で消化をするので、その水分の中に、たくさんの老廃物がギュッと凝縮されます。そうやって凝縮還元された糞尿は、当然臭いがキツくなってしまうんです。
さらに猫には「スプレー」と言う、排泄とは異なるマーキング行為があります。家具や壁に少量の尿を噴射するだけですが、これが特に強烈な臭いです。去勢をしていないオスに多い行為ですが、メスでも油断はできません。
臭いを軽減するための対策
フードを変える
犬でも猫でも共通しているのは「食生活」です。その子の体質に合わない食事を与えていたり肉食オンリーになっていると、臭いが強くなります。
そんなときは、ひとまずフードを切り替えてみてください。最近では臭いが弱くなることをアピールしたフードも販売しているので、試してみるのもいいでしょう。
犬なら定期的なシャンプーをする
月1回はショップでトリミングをするご家庭が多いかと思いますが、それとは別に、飼い主がシャンプーをしてあげるのも効果的です。お風呂でシャンプー・リンスをしたあと、タオルドライ&ドライヤーで全身をしっかり乾かしてあげましょう。
さらに目や口の周り、耳の中も綺麗に拭いてあげてください。目ヤニやよだれは臭いの元です。
ただし、肌の状態によって洗う頻度やシャワーの適温、使った方がいいシャンプー等が違います。事前に動物病院でアドバイスを受けることをおススメします。
猫のトイレはこまめに掃除
猫飼いにはとても重要なミッションです。室内飼いでこれを怠ると、家中に臭いが充満します。
猫トイレは綺麗に!猫砂は頻繁に交換!をモットーに、清潔を心がけましょう。
また、スプレーをされた場所には脱臭スプレーなどを吹きかけて、においが残らないようにしてください。
動物病院へ行く
犬でも猫でも、強い臭いが長く続くようであれば 何らかの疾患の可能性があります。なるべく早く動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
現在犬2匹がいる我が家では、犬にはマメなシャンプー、自分には香水、室内には芳香剤や消臭スプレーで対策をしています。と言っても、「体臭も含めて可愛い!」と公言する私ですから、臭くてイヤだと感じているわけではありません。
ただ、他の人が臭いを気にしないとは限りませんよね。だからこそ、日々の対策を怠らないようにする必要があるんです。
ペットを飼う場合、そういった周囲への気配りは大変重要になります。「あの家の犬は…」「猫のトイレが臭くて…」「飼い主のしつけが…」なんて、反感を買わないようにしましょう。