愛犬の足が震えていて心配 これは病気の前兆!?
大切な愛犬の足が震えているのを見たら驚きますし、心配ですよね。
犬の足の震えにはいくつかの理由があるようです。
対処法とともにまとめましたので、参考にしてみて下さい。
恐怖を感じている
怖い事が起きた時、急激なストレスを感じて体が震える事があります。
多いのは雷や花火などですが、掃除機の音に過剰反応する犬も音への恐怖心が原因となっている場合が多いです。
悪化すると恐怖症となり、嫌いな音がした時に震えが止まらなくなりパニックを起こします。
また、爪切りやシャンプーが嫌いな犬や病院が嫌いな犬はその場所で嫌な思いをした事を覚えています。
そのため、車に乗せると嫌な所へ連れて行かれる!とストレスを感じ震える事があります。
対策
その恐怖の対象を取り除く事で症状は軽くなります。
音が怖い場合はその音に慣らす事が大切ですので、雷や花火の音を録音しておき小さな音で聞かせましょう。
掃除機も同様で、苦手な音も生活音の一部として認識させる事で恐怖心が少なくなります。
ペットサロンや病院への恐怖心は、苦手な対象に慣らす事、またその場所に行くと嬉しい事があると認識させましょう。
爪切りが苦手なのであれば家で飼い主さんが少しずつ爪切りに慣らしてあげましょう。
病院が苦手な場合は待合室でおやつを与えたり、看護師さんに撫でてもらって人に慣らす事も大切です。
嫌がる事を無理やり行うと逆効果ですので、少しずつ慣らしていきましょう。
老化現象
老化により足の筋肉が落ちて震える事があります。
足に負担がかかりやすい胴長の犬(ダックスフンドやコーギー等)や大型犬に多く見られる症状です。
これは、踏ん張る力が弱くなった事により体を支える事が難しくなってきた状態です。
放っておくとどんどん筋肉が落ちて関節も弱っていき、やがて歩けなくなってしまいます。
また、高齢期の方が寒さに弱いとされており、寒さで体を震わせる場合もあります。
恐怖症による震えも高齢になると悪化する可能性があります。
対策
若いうちから運動を欠かさず行い、筋力の低下を防ぐ事が予防となります。
しかし、足の震えが見られる中で筋肉を付けようと走り回らせると症状が悪化してしまいます。
その場合はゆっくりと歩く散歩や興奮しすぎない遊びを行い、今ある筋肉を維持するよう心がけましょう。
また、関節の健康を維持するサプリメントを服用する事も方法の一つです。
老化現象は避けられないもので、犬種や生活環境によっても進行の度合いは変わってきます。
早い段階で一度病院に連れて行き、今後について獣医さんと話し合っておきましょう。
犬にとって歩けない事、走り回れない事はとてもショックな事です。
病気の可能性も
怖がる場面でもなく高齢でもないのに震えが止まらない場合は病気の可能性が極めて高いです。
痙攣を伴う病気は様々なものがありますが、考えられる病気のひとつにヘルニアがあります。
これは胴長の犬種や肥満犬に多く、腰の椎間板にに炎症が起きると強い痛みが走り重症化すると下半身付随になってしまう怖い病気です。
体の震えが見られたらどこか痛がっていないか注意深く観察し、すぐに病院へ連れて行きましょう。
どんな病気でも早期治療が必須です。
まとめ
このように、震えにも様々な理由があるのですね。
しかし、犬にとっては恐怖症も老化も、もちろん病気も防ぐべき症状です。
どんな理由でも放っておかず、適切な対処を行うことが大切です。