ある日いつものように猫ちゃんと遊んでいたら、お口をあけたときになにか違和感が…よくみると猫の歯がかけていた!という話を友人から聞きまして、私も家に帰ってすぐにうちの猫の歯をチェックしました。
うちの猫はもともと野良での生活が長かったせいか、犬歯と前歯の一部がかけていました。
本人(本猫)は全く違和感なく生活していますが、特に問題はないのでしょうか?
猫の歯と人の歯のちがい
人は歯がかけると歯医者さんで治療してもらいますよね。人の場合は見た目が気になるからという理由もあるでしょうが、食べ物を食べるときもなんだか違和感があったり、痛みが出たりすることがあるので治療が必要です。
では猫の場合はどうなのでしょうか?猫は歯がかけたときに痛みが出ることはほとんどありません。
硬いものをかじったり、壁などにぶつかったときにその衝撃で折れることが多いので、折れるのはだいたい前歯か犬歯です。
もともと肉食動物な猫の歯は人よりも犬歯が尖っていて大きいのが特徴ですが、折れたことによる生活への影響はほとんどありません。
ただし、折れた直後の歯はギザギザといびつに尖っているので、咬まれるとすごく痛いです(泣)
折れた歯は毎日の生活や食事でだんだん削られて丸くなっていきますが、じゃれるときによく咬む猫ちゃんの場合は飼い主さんが怪我をする前に動物病院で歯を丸く削ってもらってもいいかもしれません。
歯が折れても大丈夫!なワケ
実は猫は、食べ物を食べるときにほとんど歯を使っていないのです。
もちろん、大きい粒のフードや硬いフードは歯で咬んで食べていますが、缶詰やパウチタイプのフードの場合は、ほとんど丸呑みしているような食べ方になります。
野良猫ちゃんの場合は歯が折れるというのは戦うための武器を無くすことになるので大変なことですが、おうちの中で生活している猫ちゃんには不自由はありません。

By: Melissa Wiese
まとめると、毎日のお口のチェックが大切!
猫の歯は多少折れたりかけたりしても問題は無いですが、できるだけおうちの猫ちゃんのお口をチェックしてあげましょう。
歯石がついてはいませんか?歯茎が赤くなったり腫れたりしてはいませんか?歯石がつきすぎると歯肉炎や口内炎の原因になります。
酷い口内炎の場合は奥歯を全て抜いてしまうような処置が必要となる場合もあります。他にも、歯石についた菌が全身にまわることで臓器にも影響を及ぼすこともあります。
その口で飼い主さんの傷口をなめると飼い主さんの身体にも菌がまわることになります。コミュニケーションのひとつにお口のチェックをぜひとりいれてみてください!