最近、飼い猫のお腹がたるんでいるので病気にかかっていないか心配…。
そう思う飼い主さんも多いのではなないでしょうか。
今回はそんな飼い主さんのために猫のお腹のたるみの原因と対処法を詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
たるみの原因と対処法
肥満
肥満体型の猫はお腹にもたるみが出やすくなります。
室内飼いの猫はお外へ自由に出られる子に比べて行動範囲が狭いので肥満になりやすいといわれています。
ほどよい肥満なら心配はいりませんが、太りすぎは糖尿病などの病気のもとにもなるので注意が必要です。
猫の体を触ってみて、肋骨の感触が分からないようだと肥満体型だという証拠なので、その場合はダイエットをさせましょう。
しかし、痩せさせたいからといって運動量をいきなり増やすと猫の体に負担をかけてしまうのでNGです。
猫のダイエットは運動よりも食事管理をしっかりすることが成功の秘訣です。
避妊手術後のメス猫
避妊手術でお腹を切り開いた子は、手術後にお腹の皮膚がだらんとたるむことが多いです。
この場合は、特に心配する必要はありません。
猫自身が痛みを訴えたり、下痢や食欲不振などといった変わった点がみられなければ様子見していても大丈夫です。
ルーズスキン
お腹のたるみは別名「ルーズスキン」と呼ばれ、猫の種類によってはよく見られるものであることが多いです。
特にアメリカンショートヘアーやエジプシャンマウといった種類は、ルーズスキンがあることがキャットショーの条件にもなっています。
ルーズスキンはケンカの際に噛まれてもお腹を守るためについているという説や、ジャンプをするときにおなかを突っ張らせないためなどという説があります。
ホルモンの関係もあり、ついているのはメス猫に多いです。
このようにルーズスキンは健康に害を及ぼすものではないので、安心してくださいね。
異変がみられる場合は病院へ
お腹のたるみは個体差が激しいので、たるんでいない子と比べると心配になってしまうかもしれませんが猫科ならではの特徴であることが多いです。
そのためお腹のたるみ以外に異常が見られない場合は放置しておいても大丈夫な場合が多いです。
しかし、痛みを伴ったりトイレを渋ったりする場合は他の病気が隠れている可能性があるので早めに病院につれていきましょう。
また少しでも不安に思う飼い主さんは一度獣医さんに相談してみるのもオススメなので、自分の納得できる方法を探して愛猫の健康を守りましょうね。