初めて飼う猫はマイペースで可愛らしいメス猫がいいなと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、メス猫に必要な避妊手術のこともしっかりと頭にいれておくことがオススメです。
今回はメス猫の避妊手術の費用や術後について詳しくまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
避妊手術はしたほうがいいの?
おうちで他の子との間に子供を産ませたいと思う方も多いと思いますが、猫は人間と違い一度にたくさんの子猫を産みます。
平均するとメス猫が1度の出産で産む子猫の数は4~6匹ほどだといわれています。
それらの子猫をすべておうちで育てられるのならば避妊手術をする必要はないかもしれません。
しかし、子猫が産まれても全員をおうちで飼うことができないので「里親を探せばいい」などと安易に考えている方には避妊手術をオススメします。
里親を見つけるのは想像しているよりも大変なことですし、中には虐待目当てで引き取る人もいます。
そうした悲しい出来事を防ぐためにも、飼い主さんが責任を負えない命はむやみに産ませないようにしましょう。
また、避妊手術をすることで子宮の病気にかからなくなるので、寿命が延びるというメリットもあります。
なので、健康で長生きしてほしいと望む方にも避妊手術はオススメなのです。
費用はいくらくらい?
病院にもよりますが、避妊手術の相場は2万~3万程度だといわれています。
メス猫はお腹を切り開くので、オス猫よりも手術代が高くなります。
最近では日帰りOKな病院も増えてきましたが、念のために1日入院させる病院もあります。
避妊手術の場合はあらかじめ病院で予約が必要な場合がほとんどですので、かかりつけの病院に事前に確認しておくとよいです。
手術は麻酔をかけて行われるので、手術の前日や当日は食事制限や水分制限がある場合がほとんどです。
そちらもしっかりと確認しておきましょう。
手術後のケア
メス猫はお腹を切り開くので、手術後はぐったりとしている子が多いです。
当日は食欲もなく、弱弱しい歩き方になり、すぐに寝てしまう場合がほとんどです。
こんな姿をみると辛くなる飼い主さんもいるでしょうが、日を増すごとにちゃんと回復してくるので心配はいりません。
当日は麻酔の影響でご飯を食べても吐いてしまうことがあるので、与えるとしてもいつもより少なめの量をあげるとよいです。
術後は溶ける糸を使ってない場合は抜糸が必要になりますので、その時に経過をみてもらいましょう。
その後は年に1回程度の健康診断を受ければOkです。
手術後の性格の変化
避妊手術を行うと、いつまでも子猫気分でいてくれる子がほとんどです。
大人になってもじゃれて遊んだり、飼い主さんの後をついて回ったり、甘えたりと可愛らしい姿をみせてくれます。
手術後しばらくは、手術のショックから立ち直れず神経質になってしまう子もまれにいますが、飼い主さんはいつも通りに接してあげることが大切です。
また、手術により性欲がなくなった分、食い気に走る子が多くみられるので肥満にならないように気を付けてあげましょう。
まとめ
「手術」と聞くと怖いイメージや可哀想なイメージがあるかもしれません。
生殖機能を奪ってしまうのは人間のエゴではないのか?と思う方もいるかもしません。
しかし、避妊手術によって防げる病気もありますし、望まない妊娠を避けられるというメリットもあります。
ぜひこれを機に、避妊手術の大切さを知って頂ければと思います。