苦労して切ったのにいつの間に伸びているのが猫の爪。 いったいどのくらいの頻度で爪切りをすればBESTなんだろう? 猫によって伸びるスピードが違うのかな?
そんないくつかの疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
今回は猫の爪切りの頻度について、説明致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
爪はどのくらいで伸びるの?
猫の爪を見ていると気づくと思いますが、猫はそれぞれの爪によって伸びる早さが違います。 よく使う爪は早く伸び、あまり使わない爪は伸びるのも遅いのです。
また、子猫の時期や若い猫のうちは運動量が多いので伸びる速度も速いと言われています。
シニア猫なると、睡眠時間が多くなり、運動量は少なくなってくるので伸びるスピードも遅くなります。
爪切りの頻度は?
子猫や若い猫のうちは、1週間に1度、爪の伸び具合を確認しながら、切っていきましょう。 シニア猫になったら、2~3週間に1度、爪切りをするようにしましょう。
伸びやすい爪は?
意外と見落としがちなので、親指の爪です。 他の爪から離れたところにあるので、切り忘れやすいですが、伸びやすいのも親指の爪です。
狩りをするときに、親指は使われやすいのでよく伸びるのではないか?と考えられています。
豆知識!絶対にやってはいけない爪抜きとは?
「爪切りが面倒」だとか「暴れるので嫌だ」といった理由で、ごくまれに爪抜きを検討される方がみえますが、爪抜きは絶対にやめてください。
爪抜きとは言葉通りにただ単に爪を抜くだけではありません。 人間でいう第一関節にあたる部分から切り落とすことになり、猫にとって非常に強い痛みがでると考えられています。
爪抜きをした猫の中には、その痛さから猫砂をかけなくなり、粗相をしてしまったりとストレスから問題行動を起こしやすくなると言われています。
「自分がラクをしたいから」という安易な考えによる爪抜きは絶対にやらないようにしてください。
爪切りの頻度で愛猫の健康もわかるようになる
爪の伸びる速度が運動量に関係していることを利用して、愛猫の異変にもいち早く気づけるようになるかもしれません。
週に1回必ず爪のチェックをしていれば、伸びるスピードがいつもとちがうなどの変化を感じやすく、早めの対応ができるようになります。
日頃から猫の様子をよく観察し、小さな命が1日でも長く健康な体で生きれるように飼い主さんの目で気をつけてあげてくださいね。