ひげが抜ける飼い猫が心配!原因と対策は?
部屋を掃除していると、たまに猫の毛が落ちているのを見かけるという飼い主さんもいるのではないでしょうか。
ひげが抜ける原因が分からないと心配になってしまいますよね。
今回は、猫のひげが抜ける原因と対処法をご説明いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫のひげって自然に抜けるものなの?
猫のひげは自然に生え変わるといわれています。
ですから、お部屋の中にひげが落ちていてもあまり心配しなくてもよいです。
特に子猫から大人に変わる時期になると、ひげが抜けやすくなります。
中には毛が生え変わる換毛期の時期にひげも一緒に抜けて生え変わる子もいます。
しかし、あまりにも抜けすぎたり、見るからに異変がある場合は病気が考えられます。
考えられる病気と対策法は?
ニキビダニ症
「ニキビダニ」というダニに寄生されることで起こる病気です。
患部に赤い斑点が見られるのが特徴です。
激しくかゆがる子とあまりかゆがらない子に分かれ、個体差が激しいのもポイントです。
かきむしりすぎると皮膚炎を引き起こします。
中年齢くらいにニキビダニ症が発症するときは、猫エイズなどが疑われ、免疫系に異常がある場合があります。
若猫の場合は、ダニ駆除剤を処方してもらうことで完治させることができます。
ストレス
ストレスを強く感じると、免疫力が下がり他の病気にかかりやすくなります。
免疫力が下がることで、ニキビダニ症にもかかりやすくなってしまうので注意が必要です。
飼い猫がストレスを溜めこみすぎないように、飼い主さんがストレス解消をしてあげることが大切になってきます。
運動量が少ないと猫はストレスがたまりやすいので、室内飼いの子は特に思う存分遊んであげるようにしましょう。
一気に抜ける場合は注意が必要
自然にひげが抜けるときは徐々に抜けていくものです。
ですから、一気に数十本ほどひげが抜ける場合は病気である可能性が高いです。
ひげは免疫力が大きく関わっているものなので、飼い猫の健康状態を詳しく調べてみる必要があります。
おかしいなと思ったら、すぐに病院へ連れていって精密検査をしてもらいましょう。
また、猫エイズはワクチンで予防することができるので、あらかじめワクチンを接種しておくことも大切です。

By: Anssi Koskinen
最後に
自然にひげが抜けるのにはなんの問題もありませんが、飼い主さんがひげを抜いたり切ったりするのはNGです。
無理やり抜くと痛みを伴います。
ひげは平衡感覚を保ったり、暗闇でも歩くために役立つなど大切な役割を持っています。
猫の心と体の健康のためにもひげを大切にしてあげましょうね。