猫の耳を触ると体よりも冷たい温度であることがほとんどです。
だからこそ、ふと触ってみたときに飼い猫の耳が熱いと病気のサインかなと不安に思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は猫の耳が熱くなる原因についてまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫の耳が熱くなる原因
熱中症の場合
熱中症を引き起こしているときは、体温が体の中にこもってしまっている状態なので耳も熱くなります。
熱中症だと見極めるポイントは「猫の呼吸の仕方」です。
犬のように「ハアハア」と舌を出しながら呼吸をしている場合は、熱中症になっている可能性が高いです。
その場合はすぐに猫の体を冷やしてあげましょう。
扇風機やクーラーを使いながら猫の体温を下げてあげましょう。
また、水分をとらせることも大切なので水をたっぷりと用意してあげましょう。
自力で飲まないときはシリンジやスポイドなどを使って飲ませるようにしてあげてくださいね。
猫風邪の場合
猫風邪にかかり、発熱していると猫の耳は熱くなります。
猫風邪だと見極めるポイントは「風邪の症状も同時に出ているかどうか」です。
くしゃみや鼻水、食欲不振といった症状が見られれば猫風邪である可能性が高いです。
猫風邪は子猫にとっては命取りにもなる病気なので、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。
早く猫風邪を治すためにも、猫が好んで食べてくれやすいご飯を用意することが大切になってきます。
眠いとき
病気でなくても猫の耳は熱くあることがあります。
それは、眠いときです。
人間の赤ちゃんと同じで、眠りに入る前に余分な熱を放出しようとするので、耳も熱くなります。
普段と食欲や元気さも変わらないのに、飼い猫の耳が熱いときは眠いことが原因である可能性が高いです。
猫にとって睡眠は大切なものです。
十分に眠れなかった猫はストレスを抱えることがあるので、睡眠中は可愛いからといって猫にちょっかいをかけないようにしましょうね。
まとめ
飼い猫の体温が普段と少しでも違うと不安に思う飼い主さんも多いと思いますが、実は眠かっただけ…なんていうときもあります。
耳の温度だけで症状を判断しないで、それと同時に出ている症状に注目しながら、飼い猫の様子を見極めることが大切です。
少しでもおかしいなと異変を感じたら、迷わず動物病院に連れていくことをオススメします。
特にこれからの時期は気温が熱くなり、ペットにとって悲しい事故が起きやすい季節でもありますので、熱中症対策は万全に行ってあげるようにしましょうね。