春になると猫は換毛期になり、抜け毛が普段よりも激しくなります。
しかし、手で触るだけで大量に抜けてしまう抜け毛は単に換毛期だけが原因ではなく病気が隠れているサインかもしれませんよ。
今回はそんな猫のひどい抜け毛の原因と対策法について詳しくご説明致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
原因と対策
ストレス
猫はストレスを受けると、グルーミングをして発散させようとします。
なので、ストレスを受け続けるほどグルーミングを頻繁に行うようになり、結果として抜け毛が多くなります。
また、猫は自分の感情を隠しやすく、飼い主の前では普段通りにしていることも多いので、気づいた時にはすでに脱毛している場合が多いのです。
飼い猫を触った感触がいつもと違っていたり、毛玉を吐くことが多くなったなど、体調に変わったことが見られればすぐに病院に連れていきましょう。
対策法としては、猫のストレスを発散させるために日頃からよく遊んであげることが大切です。
また、できるだけ猫がいやがることや無理強いをしないことも大切なストレス解消法になります。
皮膚病
ノミやダニに刺されることにより、皮膚炎になり、かゆがった猫が体をかくことにより抜け毛が激しくなります。
また、刺されることでアレルギーになる、アレルギー性の皮膚炎も多くあるので注意が必要です。
対策法としては、体についたノミやダニを徹底的に殺すことが主な治療になります。
その際に、ノミ取り用の首輪をはめることで対策をするのは避けたほうがよいです。
なぜかというと、ノミ取り用の首輪を猫が誤飲したときに体に危険がある場合が多いからです。
また、猫の体だけでなく、布団やハウスなどの猫用品も徹底的にノミ、ダニの駆除をすることが重要です。
ビタミン不足
食べ物が原因で抜け毛が激しくなるときもあります。 同じものばかり食べさせていると、栄養が偏ってビタミン不足に陥り、脱毛してしまうことがあります。
体が左右対称に脱毛している場合は、ホルモンバランスが崩れている可能性が高いので、急いで病院につれていってあげてください。
対策法としては、薬による治療が主になりますので、獣医さんとよく相談して行ってくださいね。
まとめ
ノミやダニのアレルギー性皮膚炎は、繰り返しやすく治るのに時間がかかるものです。
しかし、毎日の掃除をしっかりすることで防げることが多いので、飼い主さんは頑張って周辺環境を整えてあげてくださいね。
予防策として、ノミ、ダニ駆除の薬を病院で処方してもらうのも有効な方法です。
単なる抜け毛だと思っているものでも、深刻な病気が隠れている場合があるので、日頃から注意して猫の体を観察しましょう。