最近、飼い猫が食べなくなった…。 そんな心配をしている飼い主さんはいませんか?
その食欲不振の原因はもしかしたら季節のせいかもしれません。 今回は猫の食欲についてご説明いたします。
季節によって食欲は変わる
春から夏にかけて、猫の食欲は下がると言われています。 特に夏は人間と同じで、「暑いので食欲がわかない」という夏バテ状態になります。
これは外に自由に出れる子がなる場合が多いです。 反対に、秋から冬にかけては食欲が増します。
気温が下がるので、体温を温かく保つためにたくさん蓄えようと思うからです。
そのため、寒くなると急激に体重が増える子もいるので、太りすぎに要注意です。
食欲が落ちている猫に関する注意点は?
病気や怪我による食欲不振との見極め
夏バテによる食欲不振は、ご飯を食べないけれどいつもと同じように元気に動き回り、うんちも丸くて固まったものがでます。
それ以外に食欲不振の原因がある場合は、元気がなくぐったりしていたり、下痢や嘔吐をしていたりと普段とは違う症状が必ず見られます。
少しでも異変を感じたら、すぐに病院へ連れていってあげてください。
水分はきちんととっているか
ご飯も食べていなくて、水分もとっていないと脱水症状になってしまい、大変危険です。
深刻な脱水症状は死にもつながる場合がありますので、水分をとっていない場合はシリンジを使うなどして、飼い主さんの手でとらせてあげてください。
ストレスではないか
ストレスが原因の場合は、グルーミングの時間が長くなったり、体が禿げたりします。
環境の変化があった後に、食欲が落ちている場合はストレスを解消するためにたくさん遊んであげてください。
食欲不振の子に食べさせる方法
ウェットフードにする
水もあまりとらない子は、ウェットフードに変更してもOKです。 ウェットフードは水分が多いので、脱水対策にも効果があります。
また、臭いも強いので好んで食べてくれる子が多いですよ。
このように鼻先につけることで、食欲がわく場合もあります。
トッピングをのせる
ベット用の鰹節や、小魚などをトッピングしてあげると、食べてくれる子もいます。 ドライフードとよく混ぜ込んであげると、トッピングだけ食べられてしまった…なんてこともなくなりますよ。
ご飯の種類を変えてみる
猫は急にご飯に飽きて、食べなくなることがあります。 いつもと違うエサを、少し混ぜてあげると味の変化を楽しんで食べてくれるようになる場合があります。
まとめ
ご飯を食べてくれないと心配になってしまいがちですが、行動がいつも通りなら猫のペースに任せておくのが一番です。
そのためには日頃から、飼い猫がどんなうんちをして、どれだけ動き回れば元気があるといえるのかということをしっかり把握しておくことが大事になってきます。
心配な日はノートに気になる症状などを書きとめておくと、同じようなことがあったときに活用できるのでオススメです。