日によって、ご飯をガツガツ食べたり、食べなかったりして、飼い猫の食欲のムラが気になる飼い主さんは多いのではないでしょうか?
時には、食欲不振かと思うほど食べず、ハラハラさせられることも…。
今回は食欲のムラについて詳しくお話いたしますので、一緒に学んでいきましょう。
食欲にムラがあるのは異常なの?
結論から言えば、ムラがあるのは正常ですので、心配いりません。
人間にも「なんだか今日は食べたくない。」と思う日があるように、猫にも食べたくない日はあります。 もちろん逆もあり、「ガツガツ食べたい!」と思う日もあるようです。
また、子猫のうちは成長のためにカロリーや栄養をたくさんとらなければならないので、一気にガツガツ食べます。
しかし、ある程度大人になるとそれほど栄養が必要にならないのでご飯をあげても一気には食べずに少しだけ残す場合も多いですが、これも猫にとっては正常なので心配はいりません。
なぜ食欲にムラがあるの?
もともと、猫は狩りをして捕まえた獲物を食べて暮らしていました。 狩りは、タイミングや腕にもよるのでいつも成功するとはかぎりませんよね。
そのため、毎日同じ量のご飯を食べることは難しいので、食べれない日も平気なように、食べれるときにたくさん食べておこうと思い、ムラ食いをするようになったのです。
なので、ペットとして飼われるようになった今でも、その野生のときの名残りでムラ食いをするのだと言われています。
元気があれば心配はいらない!
元気があって、体調に異変も見られないのに時々ムラ食いする程度ならば、心配はいりません。
明らかにぐったりしていたり、体の痛みなどを訴えて鳴く場合は、他に原因がありますので、獣医さんに相談しましょう。
ムラ食いを治すためには?
たくさん運動させてお腹を空かせる
体を動かしていないので、あまりお腹が減らない子もいます。 最低でも1日に10分程度は、思いっきり遊んであげましょう。
猫は走り回るよりも、ジャンプなどの上下運動をするほうがエネルギーの消費が激しいので、キャットタワーを使って上り下りさせるのもひとつの方法です。
気に入らないものは期間を置いて、与える
好物のものばかり食べて、偏食気味の子は気に入らないものは口をつけずに匂いを嗅いだだけでそっぽを向いてしまう子もいます。
偏食のまま長年過ごすと、必要な栄養素が偏り、病気になってしまう可能性もあります。
そんなときは、1~2ヶ月ほど期間を置いて、もう一度与えてみましょう。 間を開けることによって、食べてくれるようになる子もいますよ。
まとめ
猫にはムラ食いする生き物ですので、成猫の場合は猫のペースに任せましょう。 逆に、一気にガツガツ食べ過ぎると、嘔吐してしまうこともあるので注意が必要です。
食事の時間や回数にこだわりすぎずに、柔軟な対応をしていくことが猫を育てるうえで最も大切なことなのです。