室内飼いの猫が増えてくると、問題視されるのが「肥満」です。
特に猫は人間の食べ物に興味津々な生き物なので、ついついおすそ分けをしてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は猫にBESTな食事の量について詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子猫の食事量について
生後1年までの子猫の時期は、特に食事量の制限はありません。
お腹がパンパンに膨れるくらいご飯を欲しがる子もいるので、「こんなに与えて大丈夫なのかな?」と不安に思う飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、子猫はよく動くのでその分たくさんのエネルギーが必要になってきます。
食べてもすぐに消費してしまうことが多いので、欲しがるだけあげてOKです。
成長期でもあるこの時期にあまり食べない子は、胃が小さいまま育つので大人になっても小食のままだという傾向があります。
どちらかというとメス猫よりもオス猫のほうがたくさんの量を食べるといわれています。
成猫の食事量について
生後1年を過ぎたら、肥満対策をするようにしましょう。
肥満になると糖尿病や腎臓病など様々な怖い病気を引き起こしやすいです。
まず、子猫用のフードを与えないようにするのは絶対条件です。
高カロリーの子猫用フードをいつまでも与えていると、肥満の原因になってしまいます。
成猫の食事量の目安は「猫の体重」×「80Kcal」といわれています。
しかし、運動量の少ない室内飼いの猫の場合は「猫の体重」×「70Kcal」で十分なので、与えすぎないように気を付けましょう。
正しい食事量を守っていても肥満気味の子の場合は、運動量を増やして体を動かせることも大切です。
シニア猫の食事量について
生後6年を過ぎるとシニアの仲間入りをするので、徐々に体が衰えてきます。
そのため、若かった頃と同じ量の食事を食べられなくなります。
理想は、生後1年の頃と同じくらいの量を食べさせることですがなかなか食べてくれない子もいます。
そうしたときは缶詰やウェットフードを利用しましょう。
パッケージに記載されている年齢別の食事量を参考にして与えるとよいです。
まとめ
子猫と成猫では与える食事の量がまったく変わってきます。
いつまでも子猫時代の量のまま育てていると、あっという間に肥満体型になってしまいます。
一度肥満体型になってしまうと、痩せさせるのは大変です。
少しでも愛猫には長生きしてもらうためにも、エサのパッケージに記載されている年齢別のご飯の量を参考にしながら与えるように心がけましょうね。