飼い猫に猫草を与える頻度はどれくらい?
春や秋の換毛期になると、抜け毛がはげしくなり、体の中からも抜け毛対策をしてあげたくなりますよね。
そんな時に思い浮かぶ「猫草」 毛玉対策のイメージはあるけれど、詳しいことはよく分からないという方もいると思います。 今回は、猫草について詳しくご説明いたしますね。
猫草にはどんな効果があるの?
こんなふうに猫草に夢中になる子もいます。
その理由として以下の事が考えられます。
毛玉吐き
グルーミングの時に飲み込んだ毛を吐き出させる効果があります。
猫草の先は尖っていて、チクチクしますよね? そのチクチク部分で、猫の胃の粘膜を刺激して嘔吐を起こさせると言われています。
食感を楽しんでいる
猫草を食べたときのシャリシャリとした食感が好きで、猫草を食べる子もいると言われています。
ご飯を丸のみしがちな猫が、くちゃくちゃと食べているのはその食感を楽しんでいるからだという説もあります。 逆に、その食感にまったく興味のない子もいるので、個体差が激しいです。
ビタミン摂取
葉に含まれている微量のビタミンを摂取するために食べているという説もあります。 赤血球をつくるために必要なビタミンも多く含まれています。
猫草は必要なものなの?
最近はキャットフードも進化してきて、毛玉対策用のものやプレミアムフードで必要な栄養素も補えるので、猫草は猫にとっての必需品というわけではありません。
他のもので、きちんと毛玉対応をしている場合は、与える必要はありません。
また、猫はビタミンを体の中で作ることができるので、猫草を与えないからといってビタミン不足になることはありません。
子猫に猫草はOK?
子猫の場合は、消化できずに、嘔吐したり下痢を引き起こす原因になってしまうことがあるので、与えないほうがよいです。 猫草を与える場合は、生後1歳をすぎてからにしましょう。
どのくらい与えたらいいの?
最近では室内にも置けるように、小さな鉢に猫草が入っているタイプのものが多く見られますので、完全室内飼いの子にも与えることができます。
猫は自分で必要な量を食べるので、基本的に置きっぱなしにしておいて、いつでも食べられる状態でOKです。 猫草を食べた後は、高確率で嘔吐しますので、対策も忘れないようにしてくださいね。
好みにあわせて用意しよう
猫草は無理やりたべさせなくてもよいものなので、好きな子にだけ与えてあげれば大丈夫です。
嫌って食べないような子は、キャットフードや食物繊維入りのおやつなどで毛玉対策をしてあげましょう。
昔は猫と言えば、猫草は必須!みたいなイメージでしたが、時代とともに常識も変わってきつつあります。
正しい情報を飼い主さんの頭の中に入れることで、猫もより快適な生活を送れるようになりますよ。