人間にはおなじみのヨーグルト。美肌や便秘解消に効果があることで知られています。
実はこのヨーグルト、猫の便秘にも効果があるという情報がとびこんできました!
はたしてその真相は? さっそく見ていきましょう。
猫にも効果てきめん! 善玉菌パワー
ヨーグルトには腸内にある善玉菌の数を増やす効果があります。
この善玉菌が多いほど腸内環境が健康に保たれることは有名ですが、それは実は猫でも同じなんです。
そこで、健康のためにと飼い猫に日常的にヨーグルトを与えている飼い主はめずらしくありません。
ヨーグルトを食べさせることを勧める獣医さんもいるくらいです。
人間用のヨーグルトなら必ず無糖タイプを
少量であれば人間用のヨーグルトを与えても害はありません。
ただし、必ず砂糖や果物等が入っていないプレーンタイプを選んでくださいね。 甘みがついているヨーグルトは肥満のもと。絶対にNGです!
成猫であれば一日に小さじ1~2杯程度のヨーグルトをフードに混ぜてあげましょう。 それを嫌がる子には、鼻の頭にちょんとヨーグルトをつけてみてください。ペロリと舐めてくれませんか?
なかにはヨーグルトを嫌う猫もいるので、そういう子には無理をさせないようにしましょう。 誰だって苦手な食べ物ってありますもんね…。
ヨーグルトを与える際の注意点
いいことづくめに思えるヨーグルトですが、気を付けなければいけない点もあります。
ヨーグルトには猫が苦手とする乳糖がわずかに含まれていて、このわずかな量の乳糖にも反応してしまう猫がまれにいます。
さらに、アレルギー体質の猫にもどのような反応があるか注意が必要です。
ヨーグルトを食べさせたら、むしろひどい下痢になったや消化不良を起こしたなど、明らかに体調を崩した場合はヨーグルトを与えるのはストップ!
万が一症状が治まらない場合は、急いで動物病院へ向かいましょう。
また、ヨーグルトに含まれるミネラル分は結石や腎不全の原因になります。 きちんと決められた量を守り、決して与えすぎないようにしてください。
それでも人間の食べ物を与えるのはちょっと…という人には、市販されている猫用のヨーグルトの検討をおすすめします。
人間用にしろ猫用にしろ、ヨーグルトの効果のほどや与え方について、事前に動物病院に相談してみるのもいいでしょう。
まとめ
便がコロコロと硬い、もう何日も排便していないなど、便秘になれば猫だってとても苦しみます。
トイレで長時間がんばっても排便できない様子は、見ているこちらだって辛いもの。それがヨーグルトでお手軽に改善できるなら嬉しいですよね。
けれど、なにごとも『過ぎたるはなお及ばざるが如し』。与えすぎが逆に健康を損ねる可能性もあります。
頻度と量、さらには猫の体調に気を付けながら、上手にヨーグルトを活用しましょう。