「くしゅん!」とくしゃみをしたかと思うと鼻水をたらしている猫。どことなく動きが鈍いし、もしかして風邪でもひいたのかな?
人間の風邪は安静にしていれば、数日で治ってしまうこともありますが、猫の風邪はどうなのでしょうか?自然治癒はあるのでしょうか?
ネコ風邪の治療についてまとめてみました!
ネコ風邪の症状と原因
ネコ風邪の症状は人間の風邪と似ています。くしゃみをしたり、鼻水がでたり、目やにが多くなったり、食欲が落ちたり、元気がなくなったりします。目やにの色が透明ではなく黄色っぽいようなら、感染によるものが多いようです。
ネコ風邪の原因は細菌感染やウイルス感染によること、これらが複数感染したことなどが考えられます。特に免疫力の弱い仔猫がかかりやすいといわれています。ワクチン接種によって防げるウイルス感染もありますので、仔猫の頃のワクチン接種はしっかりしてあげましょう!
もちろん、大人の猫でもネコ風邪にかかることがあります。仔猫の頃に感染したウイルスが大人になって免疫力が落ちたスキにひょっこり出てきてしまうということもあるようです。
ネコ風邪は自然治癒で治るものなの?
人間の風邪は身体を暖かくしたり、ゆっくり身体を休めることで自然治癒することもありますよね。咳がひどい時は首にネギを巻くなんていう民間療法もありますが、もちろんネコにそんなことはできません!
軽度のネコ風邪なら何日か様子を見ているうちに治ってしまうこともあるようですが、やはり動物病院を受診されることをオススメします!
猫には人間と違って安静にするといった概念がありませんし、仔猫が自分の力だけで免疫力をあげることはとても難しいことです。
身体が弱ると食餌をとらなくなるだけでなく水分もとらなくなってしまう猫もいます。脱水状態が続くとネコ風邪以外の病気の原因にもなってしまいますので、動物病院で点滴をしてもらいましょう!脱水しているかどうかを簡単に見分ける方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてください!
脱水を見分けるツルゴールテスト
猫の背中の皮膚を指でつまんでみてください。健康な猫の場合は皮膚がすぐに元に戻ります。脱水している猫の場合はつまんだ皮膚がそのままの状態で残ってしまいます。ゆっくりと元に戻っていきますが、この時間が長ければ長いほど脱水状態が酷いということです。
まとめ
猫も風邪をひくとしんどいです。自然治癒で治ることもありますが、なるべく早く治してあげるために動物病院を受診しましょう!仔猫ならなおさらですよ。