生き物を飼育する上で排泄物の処理は避けられません。
学習能力の高い犬は、飼い主さんのしつけで排泄のリズムや場所をコントロールする事ができます。
しかし、その方法がわからずトレーニングに苦戦している飼い主さんが多いのも事実です。
今回は、どのようなトイレトレーニングが効果的なのかをまとめました。
排泄のタイミングを逃さない
基本的に排泄のタイミングは決まっており、主に寝起き、食事の後、運動した後は要注意です。
常に愛犬のトイレ番をする事は難しいので、この3つのタイミングを逃さずトレーニングしていきましょう。
排泄を催すと落ち着かずソワソワし始めますので、トイレスペースへ誘導してあげましょう。
その際、「おしっこ、おしっこ」や「ワンツーワンツー」といった決まった掛け声をかけましょう。
このように、この掛け声と排泄を関連付ける事によってゆくゆく飼い主さんが排泄してほしいタイミングで排泄ができるようになります。
トイレの場所を覚えやすい環境作り
まずはサークル内で
子犬の間はサークルの中で飼育し、トイレもサークル内で行うと簡単にしつけられます。
まずはサークル内の片側にベッドを設置し、もう片側にトイレシートを敷き詰めます。
本来、犬は綺麗好きですので寝床には排泄しないと言われています。
ベッドを設置すれば、必然的にベッドではない部分に排泄するでしょう。
普段サークル外で過ごしている場合は、サークル内にすべてトイレシートを敷き、サークルすべてをトイレと認識させましょう。
排泄のタイミングでサークルの中へ入れ、成功したら思いっきり褒めてあげます。
繰り返せばシートをトイレと認識し、自分からトイレシートに向かい排泄できるようになります。
トイレシートでの排泄を覚えたら
サークル内での排泄が完璧になったら、次は室内放し飼いの状態からトイレシートへ向かい排泄できるようトレーニングしましょう。
排泄のタイミングでトイレシートまで誘導し、排泄が終わるまでトイレシートの上で掛け声をかけ排泄を促します。
この時、嫌がっている犬を無理やり連れて行くのは逆効果です。
オモチャやおやつを使って誘導しましょう。
サークル=トイレと認識させるのであれば、同じくオモチャやおやつで誘導しサークルに入ったら扉を閉めます。
そして、排泄が終わるまで扉を開けず排泄を促しましょう。
いずれも、成功したら全力で褒めてあげる事が大切です。
失敗しても怒らない
トレーニングの途中で排泄を失敗する事もあるでしょう。
しかし、ここでは絶対に叱らないで下さい。
トイレシートでの排泄を覚えていない段階でいきなり怒られても、犬は何故叱られたのかわかりません。
また、犬はシート上に排泄しているつもりでも外れてしまったという場合もあります。
むやみに叱りつけると排泄自体いけない事だと認識し、その後のトイレトレーニングにとても時間がかかってしまいます。
叱らずに遠回しに与える罰として、愛犬には一切話しかけず、目も合わさず片付けて下さい。
こうして成功した時と態度にメリハリをつけましょう。

By: localpups
まとめ
トイレトレーニングは難しく感じますが、いくつかの要点を押さえる事でとてもスムーズに覚えられます。
清潔を保つためにも、子犬を迎えたら早めにトレーニングを始めましょう。