社会性の時期 生後2ヶ月の子犬の育て方で気を付けること
生後2ヶ月頃の子犬は周囲の環境から様々な事を学習し、それによって犬それぞれの性格が決まっていく重要な時期です。
ペットショップではだいたい生後2ヶ月前後の子犬が販売されているため、子犬が家にやってくるのもこの時期が多いでしょう。
特に初めて子犬を迎える方は、この時期の子犬への接し方について不安も多いのではないでしょうか。
育て方や注意すべき点についてまとめましたので、参考にしてみてください。
社会性を身につけよう
本来、母犬や兄弟犬と接する事で犬同士の関わり方やマナーを学んでいきます。
しかし、これは生後2ヶ月ではまだ不十分であり、残りは飼い主さんが人間と一緒に生活するための社会性やマナーについて教えてあげる必要があります。
噛み付き癖、無駄吠えの癖など犬社会では許される事が人間社会ではNGとされる事がたくさんあります。
生後2ヶ月ともなればしっかりとした足取りで歩けるようになり、行動範囲が広がります。
好奇心も旺盛になるためイタズラに頭を悩ませる事もあるでしょう。
自然界とは違う、人間が生活する空間での過ごし方もこれから学んでいかなければなりません。
それらを吸収するのに一番適しているのが子犬の時期なのです。
しつけを始めよう
社会性を身に付けるためにしつけは必須ですが、この時期にあれもこれもと詰め込んでも犬は理解できません。
愛犬が大きくなった時、どのように育ってほしいか思い描きながらしつけの順序を決めていきましょう。
難しいしつけを行うにはまだ早いため、トイレのしつけやハウスで大人しく過ごすなど基本的な事から教えていきます。
まずは名前を覚えさせないと!とやたらと名前を呼び続けてしまいがちですが、犬にとって「名前」という概念はなくあくまでも言葉の一つです。
他のしつけの時にむやみに名前を呼ぶと、叱られた時の負の感情と関連付けてしまう可能性がありますので注意しましょう。
まだまだ体調を崩しやすい時期
生後2ヶ月ではまだワクチン接種も完了しておらず、更に乳離れによって母犬の母乳に含まれていた栄養が得られなくなります。
体調管理にはくれぐれも注意し、なるべく外に出さないよう心がけましょう。
やんちゃな時期に差し掛かりますので、自分の体力の限界を超えてはしゃぎ回り疲れて具合が悪くなる事もあります。
遊んであげるのはとても大切な事ですが、ほどほどにして静かに寝かせる時間も作ってあげましょう。
食欲はあるか、下痢はしていないかなど毎日チェックして変化を見逃さない事がとても大切です。

By: zolakoma
まとめ
生後2ヶ月にもなると生まれ持った性格の違いが少しずつ見え始めます。
顔付きもはっきりしてきて、一番可愛い時期ではないでしょうか。
この時期の接し方やしつけの方法が将来に大きく影響する事を意識して、立派な成犬になれるよう育ててあげて下さいね。