「マンチカン」という猫の品種を最近になってよく耳にするようになったと感じる人もいると思います。
「スコティッシュホールド」や「アメリカンショートヘアー」と並んで、いま絶大な人気を誇っている「マンチカン」。
今回はそんなマンチカンの魅力と正しい飼い方をご説明いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マンチカンってどんな猫?
マンチカンはこのように短い足が特徴的な猫です。
しかし、マンチカンと呼ばれる猫すべてがこのように足が短いわけではありません。
足が短い子を「短足マンチカン」といい、足が普通の猫と同じくらいの長さの子を「足長マンチカン」といいます。
ちなみに足が短いとキャットタワーなどに登りにくいのでは?と不安に思う方もいるでしょうがご安心を。
マンチカンは足の長さを気にさせないほどジャンプも上手にでき、ほかの猫と同じように早く走ることもできます。
性格
マンチカンはとても穏やかな猫です。
人間相手だけでなく、ほかの猫にも優しく接することができるので多頭飼いに向いています。
また、とても人懐っこい面も持ち合わせています。
特にオスのマンチカンは飼い主さんに甘えることが大好きで、撫でてもらうとゴロゴロと喉を鳴らして喜ぶ子もいます。
しかし、その反面マンチカンには好奇心旺盛で活発な一面もあります。
お留守番中に遊んで部屋を散らかしてしまい、帰宅後の飼い主さんをびっくりさせることもあるので、触られたくないものや壊されたくないものはきちんとしまっておくようにしましょう。
気を付けること
マンチカンは怖がりな子が多いのでしつけ方に十分注意しましょう。
絶対にやってはいけないのは「叩くこと」です。
叩かれると他の猫よりもビックリしてしまい、ショックに感じてしまうからです。
マンチカンを怒る場合は、鼻先をツンと軽くはじく程度にしておくとよいです。
また、賢くて頭の回転が早い子も多いです。
飼い主さんのマネをしてドアをあけるようになったり、押し入れを開けるようになったりと人の行動をよくみています。
そのような場合は、つっぱり棒やドアストッパーを使うなどしてマネさきないように対策をしましょう。
最後に
マンチカンは見た目だけでなく、性格もとても愛らしい猫です。
ですが、たまに見かける折れ耳のマンチカンには注意が必要です。
折れ耳のマンチカンはスコティッシュホールドとマンチカンを交配させることで誕生し、「スコマンチ」と呼ばれます。
しかし、実はマンチカンはマンチカン同士の交配しか認められていないので、本来ならば誕生しない品種なのです。
スコマンチは遺伝性の病気がでたり、体に奇形がでる場合が多いです。
このような品種を売っているところは悪質ブリーダーである可能性が高いので、見た目の可愛さに惑わされないように気を付けてくださいね。