家族の一員であるペットには、思い切り長生きしてほしいと願う飼い主さんがほとんどなのではないでしょうか。
そう思うからこそ、猫をお迎えする時、猫の種類によって寿命の長さは違うのか気になったことがある方もいらっしゃいますよね。
今回は、猫の種類と寿命によって詳しくお教えいたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
血統書は弱いってホント?
よく聞くのが「血統書は弱く、長い生きしない」という言葉ではないでしょうか。
本当にその通りなの?と疑問に思いますよね。
実は血統書が弱いというのは、本当です。
もちろん個体差があるので、中には体が強い子ももちろんいます。
しかし、全体的に見れば血統書付きの子は体が弱い子が多いので、そう言われやすいのです。
なぜ血統書は弱いの?
血が濃い場合がある
基本的には、親や兄弟などの血が濃い個体同士で掛け合わせるのは禁止されています。
しかし、中には悪質なブリーダーもいて、経費削減をするために、そうした個体をかけあわせて子供を産ませてしまう人もいます。
そうした親から生まれた子は、血が濃い分、体が弱くなってしまい、病気にかかりやすくなってしまいます。
また、血が濃いと、先天的に病気を持っている場合もあります。
悪質な環境
悪質なブリーダーやペットショップなどで飼育されていると、怪我や病気になってもきちんと治療してもらえないことがあります。
そのため、子猫時代の猫風邪が完治せず慢性鼻炎になってしまう猫も少なくありません。
完治したように見えても、体調が悪くなると、異変が見られるときもあります。
遺伝による病気がある
品種によっては目や鼻などの特定の部位に異変が見られるようになる子もいます。
例えば、ペルシャは最大の特徴でもある低い鼻のせいで、鼻の病気にかかりやすくなったり、スコティッシュの折れ耳の子は、耳だけでなく手や足の骨も変形してしまう骨軟骨異形成症という病気にかかりやすいと言われています。
これらの病気は、遺伝的に発生しやすいものなので、完治しないという特徴もあります。
体が丈夫な猫はどういう猫なの?
一般的に血統書よりも雑種のほうが体が丈夫で、病気をしずらいと言われています。
外の過酷な世界で生きている猫は、体が丈夫でないと育つことできないません。
親も育児放棄をしてしまい、大人になることができないので、自然に強い個体が多くなります。
また、体が丈夫なので長生きをしてくれるとも言われています。
特に体が丈夫だと言われているのは雑種の和猫です。
メスの方がオスよりも長く生きることが多いので、三毛猫などほぼメスしかいない種類が最も長生きしてくれるいう説もあります。
まとめ
雑種が強いと言っても、もちろん個体差があります。
いくら体が丈夫だと言っても、子猫のうちはやはり体調に気を付けて、飼い主さんがこまめに気にかけてあげることが大切になってきます。
また、血統書にもその品種にしかない良さがあるので、どうしても血統書付の猫が欲しい方は、購入するペットショップやブリーダーさんに注意しましょう。
見た目も掃除が行き届いている生活なお店で、正しい知識を教えてくれる店員さんがいるところで安心して猫を購入するように気を付けてくださいね。