猫の飲み物 好物だけど、実は飲ませると危険な物も!
人間がおいしそうに食べたり飲んだりしていると、近くに寄ってきておねだりする子も多いですよね。
与えてはいけない食べ物がたくさんあることは知っているけれど、飲み物はどうなの?
そんな飼い主さんの疑問にお答えするために、今回は猫に与えがちな飲み物について詳しくまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
与えてダメなものはなに?
こんなふうに水を飲んでくれる子は大丈夫ですが、あまり飲んでくれない子は、健康面が心配になってしまいますよね。
なんとかして水分をとらせてあげたいと思い、いろいろなものを与える飼い主さんもいると思いますが、実は飲み物の中にも猫にとって危険なものがあるのですよ。
コーヒー
コーヒーに含まれる「カフェイン」は、脳の中枢神経や心臓に強い興奮を与える危険があります。
人間が摂取すれば「リフレッシュ!」と感じる量でも、小さな猫の体にとっては害になり、体調不良の原因になります。
なので、カフェイン入りの紅茶も与えないほうがよいです。
アルコール
猫の肝臓は人間と違って、アルコールを分解できるようになってはいません。
なので、少量与えただけでも酔っぱらったような状態になってしまいます。
アルコールにより、内臓が機能障害になる危険もあるので、絶対に与えないようにしましょう。
牛乳
よく与えがちですが、これもあげてはいけないものです。
牛乳に含まれる「乳糖」を分解できない子が多いので、飲ませると下痢を起こしてしまう可能性があります。
子猫などに与えるときは、必ずペット用の牛乳にしましょう。
与えてもいいものはなに?
基本的に猫には水以外の飲み物は与えない方がよいです。 ジュースなども、糖分が多いで虫歯や糖尿病の原因になってしまうことがあります。
しかし、体調不良などで、水をどうしても飲んでくれない子には、ササミの茹で汁なら与えてもOKです。 冷凍しておけば、長持ちもするのでオススメですよ。
ミネラルウォーターは大丈夫?
ミネラルウォーターには、硬水と軟水の2種類があります。 硬水は、マグネシウムやカルシウムが多く含まれているので、与えないでください。
常用すると、尿路結石の原因になったり、腎臓を悪くしてしまいます。 軟水は、マグネシウムやカルシウムの量が少ないので、与えてもよいです。
ただし、やはり水道水のほうが安全なので、軟水は災害時などのどうしても水道水を確保できない時のみにしておいた方が無難です。
また、ペット用のミネラルウォーターもあるので、体調を気遣ってあげたい場合には利用されるのも一つの手段です。
自然が1番
着色料などが含まれていない自然の新鮮な水が猫にとっては一番です。
ただし、水に汚染の可能性がある場合は、そのままあげるのは危険なので一度水道水をわかしてから、さましてあげるとOKです。
猫の健康を考えるからこそ、凝ったものではなく、シンプルなものをあげるようにしましょうね。