猫の飼育を始めたばかりの頃に気になってしまうのが「抜け毛」問題ですよね。
特に毛の長い長毛種の猫ちゃんは、抜け毛の量も多いので飼い主さんが困ってしまいがち。
そんなときはお風呂に入れてシャンプーをしてあげたくなりますが、お風呂を嫌がる猫ちゃんも多いのではないでしょうか。
今回はそんな猫育初心者さんのために、猫のお風呂について詳しくまとめてみましたので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
猫にとってお風呂は必要!?
猫は自分で体を舐める「グルーミング」という行動を行うことで、自ら体を綺麗にしています。
ですので、犬のように頻繁にお風呂にいれる必要はありません。
その証拠に、猫は犬と比べてみても体臭がほとんどしませんよね。
しかし、毛の長い長毛種と呼ばれる猫ちゃんの場合は定期的なシャンプーが必要になってきます。
何故ならば、毛が長いと自分自身で行うグルーミングだけでは清潔さを保てないからです。
そうなってしまうと、毛が絡まってしまったり、大量の抜け毛を飲み込んでしまいお腹の中に毛が溜まってしまう「腸閉塞」という病気を引き起こしてしまう可能性も高くなります。
こうしたことを避けるためにも、定期的なお風呂は猫にとって大切なものなのです。
どのくらいの頻度でお風呂に入れればいいの?
猫をお風呂に入れたいときに気になるのが頻度。
毛が長くない短毛種の子は、基本的にお風呂にいれなくても大丈夫ですが、毛が生え変わる「換毛期」に抜け毛対策として入浴させるのもおすすめです。
ですので、回数としては年に1~2回程度で十分だといえます。
対して、長毛種の子は1ヶ月に1回程度お風呂に入れるようにしましょう。
こうすることで、ブラッシングもしやすくなりますし見た目の毛ヅヤもよくなります。
お風呂に入れる際は、浴槽にいれてしまうと怖がって暴れる可能性が高くなり、危険です。
なので、小さな桶などを用意してこのように猫専用のプチ浴槽を作ってあげるのがおすすめです。
スフィンクスもお風呂は必須!
長毛種の子以外にも、お風呂に入れた方がよい猫ちゃんがいます。
それは「スフィンクス」と呼ばれる猫種の子です。
スフィンクスは、毛のない猫と思われがちなのですがよく見てみると、とても短い毛が体の表面に生えています。
しかし、他の猫種よりも毛が短いため皮脂が溜まりやすくなります。
そのため、定期的にお風呂に入れることで皮脂汚れを綺麗に洗い流してあげることが大切になってきます。
まとめ
毛の長さ以外にも猫種によっては、お風呂に入れた方がよい子もいるので、猫にお風呂は絶対にNGというわけではありません。
ただし、水嫌いな子も多いので激しく嫌がる場合はお風呂に入れることを諦めて、猫用のシャンプータオルで体を拭いてあげるのもひとつの方法です。
ぜひ愛猫にストレスを与えすぎない効果的な方法を選んでみてくださいね。