猫にとって欠かせない爪とぎという行為。
しかし、ところ構わず爪とぎをされると飼い主さんも頭を抱えてしまいますよね。
そんな飼い主さんのために今回は、猫の爪とぎのしつけについて詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
具体的な対策法
このように専用の爪とぎを使ってくれるようにするために、以下の方法がオススメです。
各部屋にひとつはつめとぎを置く
部屋ごとに最低でもひとつは爪とぎを用意しておくと、家具や柱などで爪とぎをしないようになります。
置き場所は部屋の入り口付近に置くと目につきやすいのでBESTです。
猫の好みにあわせた爪とぎを選ぶ
せっかく爪とぎを買っても猫の好みと違うものだと使ってくれない場合が多いです。
研ぐときの体制にこだわりをもっている子もいます。
例えば、立ちながら爪とぎをするのが好きな子に座って研ぐタイプの爪とぎを与えてもあまり興味を持ちません。
飼い猫の爪とぎの時の体制にも注目しながら、爪とぎを選びましょう。
キャットタワーの設置
爪とぎを備えているキャットタワーを置くことで興味がそちらにいき、家具などを猫の爪から守ることができます。
キャットタワーの置き場所は、外が良く見える窓際がオススメです。
古くなったら、麻紐を買ってきて自分で交換することもできるので、コスパもよいです。
これでも爪とぎを使ってくれない子の場合は「またたび」の粉を使いましょう。
市販のまたたびの粉を使ってほしい爪とぎに少量かけます。
それを猫の前に置くと、興奮状態になり、気に入って使ってくれる場合があります。
段ボール素材のつめ研ぎには、またたびが最初からついて売られていることも多いので、そういったタイプをチョイスしてみるのもよいです。
しかし、またたびは与えすぎると猫の健康に害を及ぼすことがあるので、注意してください。
家具や柱で爪とぎしていたらどうすればいいの?
最初のうちは何回か家具や柱で爪とぎをしてしまうかもしれません。
そんなときは、次のような対策をしましょう。
水鉄砲でやめさせる
猫が爪とぎをしているときに、水鉄砲で後ろからすこし水をかけましょう。
猫は水が苦手な子が多いので、「ここで爪をとぐと嫌なことがある」と学習をして、研がないようになります。
壁や柱にアルミホイルをはる
猫ががその場所に関心がなくなるまでの間、アルミホイルを壁や柱にはりましょう。
アルミホイルで爪を研いだ時の感触が嫌だと感じる猫は多いので、その場所で爪とぎをしないようになります。
また、滑りやすいツルツルテープを貼って、爪がひっかからないようにすると爪がとげないので諦めるようになります。

By: Jennifer C.
最後に
まれに爪研ぎされるのが嫌で爪を抜くという手術を考える方がいますが、これは猫にとって大変負担となり、痛みも激しいので絶対にしないようにしましょう。
飼い主側で対策ができることもいろいろあるので、猫の爪とぎ対策グッズを揃えてみるのもオススメです。
気持ちよくお互いが暮らせるように、しつけだけでなく身の周りの環境を見直してみることで、上手に共存できるようになりますよ。