多頭飼い初心者さん向け 猫の餌やりガイド
猫の多頭飼いは幸せも癒され度も増すイメージがあり、憧れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、そんな多頭飼いには悩みもつきものなのでなかなか1歩が踏み出せませんよね。
今回はそんな方のために、多頭飼いの猫の餌やり方法について詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
多頭飼いの餌やりの大変なポイント
他の子の餌を横取りしてしまう
猫は相手が何を食べているか気になる子が多いです。
相手の方がいいご飯をもらっているかもしれない…。
そう思って、一緒のご飯をあげていてもわざわざ他の子のご飯の方を食べてしまう子もいます。
同じご飯をあげている場合は、それでもよいかもしれませんが、お互いに違うご飯を食べているときは対処が必要です。
子猫×成猫などの年が違う場合や、ダイエットフードなど体に応じたご飯を与えている場合はとくに注意が必要です。
ご飯をめぐってケンカが起こることがある
猫の中で一匹だけがご飯を横取りしてしまったり、他の子に食べさせないなどの姿が見られるときは要注意です。
食べている猫のほうが立場が強いので、立場の弱い猫がより自信を持つことができなくなってしまいます。
また、ご飯を十分に食べられないと体にも悪影響を与えてしまいます。
うまく食べさせる方法は?
飼い主さんが監視する
特に療法食や体質改善のフードを与えている猫がいる場合は、他の猫が口にするといけないのでしっかりとチェックすることが大切です。
ご飯をあげる前に「○○ちゃんご飯だよ」という風に名前を与えてからご飯をあげるようにしましょう。
できれば、ご飯を与える順番を毎日同じにするとよいです。
ご飯を与える際は、多頭飼いの中でも一番古株の子から与えるようにしましょう。
こうすることで先住猫のプライドを守る効果もあります。
ケージを活用する
おうちの部屋数があまり多くないという方はケージをうまく活用しましょう。
ご飯をあげるときにケージに誘導し、その中でご飯を食べてもらう子と、外で食べてもらう子に分けましょう。
フードの種類によってご飯を与える場所を分ければ、誤って違うフードを食べてしまうこともありません。
置きっぱなしにしない
ご飯をあげたら置きっぱなしにせず、毎回きちんと残した分は下げるようにしましょう。
猫はムラ食いをする生き物ですが、20分以上ご飯を食べないときは「もうお腹いっぱい」の合図だといわれています。
置きエサは肥満の原因にもなりますのでしないほうがよいですよ。
もし、その後に猫が欲しがるようであれば、飼い主さんの監視の下で与えてあげるようにしましょう。
まとめ
猫が口にするフードはその子その子にあった安全なものでなければなりません。
フードで健康対策をしていても、本人が食べていなければまったく意味のないことになってしまいます。
ご飯を毎回分けて与えるのは少し手間がかかるかもしれませんが、飼い猫を長生きさせるために頑張ってあげましょうね。