猫にマイクロチップを入れるのはデメリットだけ?
最近ではペットショップで購入した仔猫には当たり前のようにマイクロチップが入っていることがあります。少し前まではマイクロチップは犬に入れるもの!という考えの方が多かったのですが、猫も完全に室内で飼育するという考えが広まりつつあるようですね。
もし、飼い猫が迷子になったとしても、マイクロチップがあれば見つかる可能性はぐんと高くなります。海外旅行に連れて行くのにも必要なマイクロチップ、入れてみたいけど身体に金属を入れるって危なくないかな?と心配される飼い主さんも多いのではないのでしょうか。マイクロチップをいれるメリットとデメリットについてまとめてみました。
マイクロチップとは?
マイクロチップとはペットの固体識別番号を登録した小さい電子機器です。昔のものは大きかったですが、最近のマイクロチップはかなり小型化されており、外から触るだけではほとんど分からないものもあります。
マイクロチップは30年持つように作られているので、一度入れれば寿命まで機能を発揮します。マイクロチップリーダーを使って固体識別番号を読み取ります。リーダーは動物病院やペットショップ、愛護施設などにおいてあります。海外にペットを連れて行く場合はマイクロチップの設置が義務づけられています。
最近では体温のはかれるチップもあります。残念ながらGPS機能のついたものはまだありません。
値段もそんなにお高くない!
マイクロチップの埋め込みは獣医療になりますので、動物病院でできます。背中の皮膚の下に注射で埋め込みます。いつもの予防接種の針より少し太いですが痛みはそんなにありません。
動物病院によっては埋め込んだ跡にレントゲンを撮影してきちんと埋め込まれたかを確認してくれます。お値段は、動物病院によって異なりますが、だいたい1万円以内くらいでできます。
デメリットはあるのか?
マイクロチップのメリットとしては、迷子のときに見つかりやすい、海外旅行にも行けるなどいろいろありますが、デメリットはあるのでしょうか?
私が聞いた問題としては、MRIの撮影の邪魔になってしまうということです。マイクロチップがMRIの磁気に反応してうまく撮影ができないのです。例えば、埋め込んだ場所が頭に近すぎると頭のMRIの撮影ができなくなりますので、てんかん発作の診断などで頭のMRIを撮影するときにこまりますよね。
他には、マイクロチップを入れた部位にガンができやすいと言われていることもあるようですが、実際はそのようなことはないようです。

By: fdecomite
最後に
マイクロチップを入れるのが当たり前になりつつあるペット業界ですが、まだまだ猫の設置率は低いです。いざという時のために、埋め込んでおくのもいいのではないでしょうか?