犬よりも鳴く頻度が少なく、静かな生き物だと思われている猫ですが、実は個体差があります。
うちの飼い猫はよく鳴くので、周りに迷惑をかけていないか不安だという飼い主さんもいるのではないでしょうか。
そんな飼い主さんの悩みを解決するために、今回は猫の気持ちも含めながら、対策法をお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもなぜ鳴くの?
このようになんでもないのに、よく鳴く子もいますよね。
鳴いているときの猫の気持ちや原因として、以下のようなことが考えられます。
寂しい
特に子猫時代に一匹で飼い主さんが過保護気味に育てた子は、甘えん坊な性格になりやすいと言われています。
そのため飼い主さんの注目をいつも独り占めしていたいと考えるので、鳴くことで関心を向けさせようとします。
飼い主さんが出かけようとした途端、立ち上がり、飼い主さんにまとわりつきながら鳴く子も寂しさから「行ってほしくないよ」という気持ちを鳴くことで表現しています。
何かの要求がある
うるさく鳴きわめくときは、猫がなにかをしてほしいと思っていることが多いです。
例えば、ご飯が欲しかったり、遊んでほしかったりと飼い主さんに求めていることは猫によって様々です。
また、ケージに入れているときに鳴きわめく子は鳴くことで「出してほしい」と訴えています。
発情期
「ワオーン」という独特の声で泣き喚く場合は、発情している可能性が高いです。
発情期になると、昼夜問わず鳴くようになるので飼い主さんの睡眠を邪魔してしまうことも少なくありません。
この場合は、生後6ヶ月になればメスもオスも避妊・去勢手術ができるようになるので、そうした対策をしておくことが重要です。
ストレスを抱えている
十分に遊んでもらえなかったり、環境が変わったりすると猫もストレスを抱えて、鳴きわめくようになります。
新しい動物を迎えたり、家族の誰かがいなくなった途端にそうした行為が始まったのであれば、ストレスが原因の可能性が高いので、たくさん運動させたり、十分に可愛がってあげるなどしてストレスを発散させてあげましょう。
鳴きわめいているときの行動
絶対にしてはいけないのは「構うこと」です。
静かにしてほしいからといって、猫の要求をかなえると猫は鳴けば要求が通ると学習するので、鳴き癖が治りません。
また、鳴いているからといって飼い主さんが怒る時も多いと思いますが、これも実は逆効果です。
猫は「怒られること=構ってもらえた」と思い込むので、相手にしてほしいときにまた鳴いて訴えるようになります。
一番効果的なのは、鳴いている間は無視をすることです。
話しかけるのはもちろん、目も合わせないようにしてください。
そうすると、猫は「鳴いても相手にしてもらえない」と分かり、うるさく鳴きわめかなくなる場合が多いです。
まとめ
子猫の鳴き癖の多くは、子猫時代の育て方に関係しています。
飼い主さんがたくさん話しかけて育てた子は、おしゃべりな子になりやすいと言われています。
猫の生まれ持った性格の他に、飼い主さんの育て方によって性格も変わるので、知識をしっかりいれながら、大人になっても問題行動の少ない猫にできるように頑張りましょうね。