なつかない猫を捨てたいはちょっと待って! いまから出来る対策法!
憧れの猫ライフをいざ始めてみると猫がなかなかなつかず、こんなはずじゃなかったと思う方も中にはいるのではないでしょうか。
ストレスが溜まってしまうと自分自身にも余裕がなくなってしまい、「猫を捨てたい」という気持ちが芽生えてしまうこともあるのでは?
今回はそんな猫飼いさんのために、猫がなつかない原因や対策法を詳しくお教え致しますので、ぜひ手放す前に一度ご覧になってみてください。
実際に猫を捨ててしまったら
動物は法律上では「モノ」として扱われるので、重い罰があなたに下ることはほとんどありません。
しかし、捨てられた猫は厳しい運命を歩むことになります。
まず、家庭で飼われていた猫はお外での生活ができません。
ご飯を貰いながら過ごしてきたので、自分で獲物を取ることができずに餓死してしまう場合もあります。
また、室内とは違い暑さや寒さに対応しきれずに亡くなってしまう子も少なくありません。
保健所や動物愛護センターに持っていこうと思う方もいるかも知れませんが、そこに待っているのは苦しい死です。
保健所などで新しい飼い主さんが見つかるケースはまだまだ少なく、ほとんどの子は持ち込まれて1週間ほどでガス室で窒息死していきます。
そして、死体や火葬で出た灰はゴミとして片づけられるのです。
ですので、道端に置き去りにしたり、保健所に持ち込んでからといって命が助かるわけでなく、猫を捨てることは猫を殺すことと同じことなのです。
猫がなつかない原因と対策法
もともとの性格が甘えん坊ではない
猫の中にはクールでマイペースな性格をしてる子もいます。
これは猫種ごとで決まっているのではなく、その子の育ってきた環境やもともと持って生まれた性格によって違いが出ます。
そうした子はスキンシップをあまり好まないので、抱っこなどもできない場合が多いです。
しかし、そんな性格の子でも毎日ご飯をあげたり、手で触りながらスキンシップと取っていくことで少しずつなついてくれるようになります。
なつかないからといってすぐに諦めるのではなく、根気よく猫と向き合う姿勢が大切なのです。
接し方に問題がある場合
あなたが普段猫に対して行っていることが、猫がなつかない原因になっている場合もあります。
例えば、猫がいたずらをしたときに大きな声で怒鳴ったり、叩いたりしている方は要注意。
猫は本来とても怖がりな生き物ですし、されてイヤだったことは一生忘れないものです。
ですので、あなた=怖い存在として猫の中で認識されているのかもしれません。
そうしたイメージを取り除くには普段の行動を変えるのが一番の方法です。
猫に対して高めの声で話しかけたり、猫が好きなおやつをあげたりしてあなたに対して、プラスのイメージを持てるようになれば猫もなついてくれやすくなります。
まとめ
猫はマイペースな生き物というイメージが強いですが、中には甘え好きな子もいます。
なつきやすい猫が欲しいと思っている方は、飼う前から猫種などにこだわりすぎず、実際に触れて猫の性格を確かめてみることが大切です。
里親サイトのではペットショップとは違いトライアル期間を設けている場合も多いので、安易に猫を飼わずにそうした体験を通して本当に猫が飼えるかを見極めましょう。
なつかないからといって捨てるのは人間のエゴです。
自分のお家に迎え入れたからには、最期まで責任をもって命を見届けてあげるのが私たち飼い主が一番気を付けなけらばならないことなのではないでしょうか。