猫と一緒に電車でお出かけ! 連れて移動をするときのポイント
ちょっとした旅行や通院のために電車を使えたら嬉しいですよね。
実際、猫を電車に乗せて移動することはできるようですが、具体的な方法は知らない人も多いはず。
そこで今回は、猫と電車に乗る方法についてご紹介します!
猫は『手回り品』として乗車
猫は「手回り品」という荷物のひとつとして扱われます。
手回り品には無料ですむもの、有料になるのものがあり、猫は有料扱いなので「手回り品切符」が必要です。
鉄道会社によりますが、手回り品切符は高くても300円かかりません。乗車の際、有人改札口でケースの中は猫である旨を伝え、手回り品切符を購入してください。
ちなみに、ケース1個に対して手回り品切符1枚なので、ケースの中に2匹の子猫がいても切符1枚分の金額です。
どんなケースを使えばいいの?
ケースについては鉄道各社で規定があります。例えば、JR東日本では次のように定められています。
小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、 長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの
上記のルールを守りつつ、猫が顔を出さないようにフタを閉められるタイプのケースを使いましょう。
乗車時は猫の体の一部でもケースから出すことはNGですし、初めての景色を見てパニックを起こす猫もいます。
ケージでもキャリーバッグでも構いませんが、万が一に備えて頑丈なものを選んでくださいね。
猫を怯えさせないためにできること
猫にとって慣れない環境ほど怖いものはありません。 恐怖で大鳴きしたりケースのなかで暴れたり……なんてことも。
猫を少しでも安心させるためにはどうしたらいいのでしょうか。
ケースは自分の足元に置く
ひざに抱えて慰めたくなる気持ちはわかりますが、猫からすれば揺れて不安定な状態の方がストレスがたまります。
また、ケースをドア前に置いたり、座席をまるまるひとつ占領するような行為もやめましょう。 他の乗客の迷惑になります。
外が見えないようにタオルをかぶせる
視界を遮断できるケースならいいですが、フタをしても景色が見えるようにとあえて窓を付けたケースがあります。
その場合はケースにタオルをかぶせて、景色をシャットアウトしてあげてください。
猫の首の後ろをクリップでつまむ
母猫が子猫の首を噛むと子猫が大人しくなる習性を利用します。
とはいえケースのなかの猫の首をつまむことはできないので、事前にゆるめのクリップを用意して首の後ろを留めておきましょう。
猫飼いさんには常識かと思いますが、首後ろの皮膚がびろーんと伸びる部分です。ここをちょっと大きめのクリップではさむと、ほとんどの猫が大人しくなります。
最後に
電車は公共の場。猫好きもいれば、もちろん猫なんて大嫌い!という人だって乗り合わせます。
不要な顰蹙を買ってヘタに絡まれないように、万全の備えが必要です。また、金額やケースのサイズなど、細かいルールは鉄道会社によって違います。事前のリサーチがおすすめです。どうか猫ちゃんと楽しく安全な旅を堪能してくださいね!