新入り子猫と先住猫の初対面!気を付けるポイントは?
新しい子猫をおうちに迎えるにあたって、不安でいっぱいの飼い主さんも多いと思います。
猫は初対面が重要な生き物で、初対面のさせ方を間違えると2匹の今後の関係に悪影響を及ぼす可能性が高いのです。
今回は正しい初対面のさせ方を詳しく説明いたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
初対面で起こり得ること
初めから友好的な関係を築ける猫はほとんどいません。
子猫同士だったり、よほど相性のいい猫同士ならあり得るかもしれませんがた、大抵の場合は先住猫が新入り猫を「敵」だとみなします。
そのため、新入り猫に向かって激しい威嚇をします。
こうした行動を見てしまうと「仲良くなれないのでは…」と思う飼い主さんも多いかもしれませんが、ほとんどの子は時間をかけていくことにより仲良く過ごせるようになります。
対面のさせ方のコツ
子猫を抱きかかえながら先住猫に逢わせない
一番よくやってしまいがちなのが、新入り猫を抱きかかえながら先住猫に「この子が新しい子だよー!」と紹介をすることです。
猫の世界では、高い位置にいる猫のほうが立場が強いという決まりがあります。
そのため、こうした初対面をさせてしまうと新入り猫の立場の方が有利だと先住猫が感じてしまいます。
そう感じると「自分はこの家に居場所がない」と思って家出をしてしまったり、「新入り猫が邪魔だ」と思い、執拗にいじめるようになります。
なので、対面させるときは新入り猫は床に置いて先住猫を抱きかかえながら対面させましょう。
慣れるまでは、においでコミュニケーション
いきなり間近で対面をさせてしまうと、先住猫が攻撃を加えてしまいます。
なので、新入り猫をむかえてから1ヶ月くらいはお互いのにおいを感じ取らせながらコミュニケーションをとらせていきましょう。
部屋数があるおうちは、猫を別々の部屋で過ごさせて1日に何時間かは過ごす部屋を交換させるのがオススメです。
そうすることで相手のにおいを感じ取れますし、2匹とも「ここは自分の縄張りだ」と思えることができるので自信もつきます。
部屋数がない方はケージを用意しましょう。
新入り猫の姿を見るだけで威嚇をするようならば、ケージに布をかぶせて見えないようにしてください。
視界にはみえなくても、においを感じることができるので相手の存在を感じることができます。
布を取る時間を徐々に長くしていって、最終的には布がなくても威嚇をしない状態にしていきましょう。
先住猫を優先する
新入り猫が可愛くてついつい構ってしまう方も多いと思いますが、そうしていると先住猫のプライドが粉々になってしまいます。
構ってもらえない=自分は必要ないと思うようになり、ストレスを抱えてしまいます。
そうならないように、ご飯や遊びのときなどは先住猫を優先してあげることが大切です。
こうすることにより「新入り猫がきても自分の環境は何も変わらない=安心」と思うことができるので、新入り猫との中も深まりやすくなります。
対面させる時期はいつがいいの?
新入り猫が小さすぎると、先住猫がちょっかいをかけたときに反撃ができないので危険です。
そのため、間近で初対面させるのは生後2ヶ月をすぎた頃からにしましょう。
よちよち歩きのときや、歯が生えていないときに逢わせると怪我をしてしまう可能性があります。
生後2ヶ月のときなら子猫も社会性を学ぶ時期なので、タイミング的にばっちりです。
先住猫と遊ばせて猫の世界のルールを学んでもらいましょう。
最後に
シニア猫と子猫や同性同士だと、猫同士の仲がうまくいかないことがあります。
トライアル期間中に、どうしても仲良くできそうにないと飼い主さんが感じたら新入り猫を諦めるという選択肢も必要になってきます。
しかし、猫同士の仲は猫同士にしかわからないところがありますので、すぐにあきらめずに根気よく見守ることも大切です。
多頭飼いはまた違った楽しみと癒しを与えてくれます。
猫も飼い主さんもストレスを溜めすぎないように気を付けて、憧れの多頭飼い生活をぜひ満喫してみてくださいね。