新しく子猫を迎えたときに先住猫が威嚇をしてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は威嚇したからといって、仲良くなれないと決めつけるのは早いのです。
今回は新入り子猫を威嚇する先住猫の気持ちを詳しくご説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
新入り子猫を威嚇するときの気持ち
このように先住猫が新入り猫を威嚇するケースは多くみられます。
この時の先住猫の気持ちは「不安」です。
新入り猫は先住猫にとって、「得体のしれない敵」です。
猫は、自分の縄張りをなによりも大切にする生き物なので、縄張りに侵入してくる敵は排除しようとします。
ですから、先住猫にとって新入り猫は「自分の縄張りをあらす恐れのある存在」ということになります。
そのため、こうして威嚇をして自分の縄張りを守ろうとします。
こうして威嚇をするときはまだ仲良くなれていない証拠なので、直接対面をさせないようにしましょう。
お互いが触れる距離で対面をさせてしまうと興奮した先住猫が新入り猫を襲ってしまう場合があります。
威嚇をするときはどうしたらいいの?
先住猫が威嚇をやめない時は、威嚇をしなくなるまで別室で新入り猫を育てるのがオススメです。
部屋の数に限りがある方は、2段タイプや3段タイプのケージを購入しましょう。
ケージの中に新入り猫を入れて、隔離をしましょう。
こうすることでお互いが安全にお互いのにおいを感じることができ、慣れやすくなります。
期間としては大体1ヶ月ほどで威嚇をしなくなり、存在を認め始める場合が多いです。
先住猫を優先しよう
可愛い新入り猫を構ってしまいがちですが、これはNGです。
自分の居場所がなくなったと先住猫が感じてしまい、家出をしてしまう可能性があります。
遊ぶときやご飯をあげるときなど、お世話をするときは必ずすべて先住猫を優先しましょう。
ケージ越しでもあまりに激しく威嚇をする場合はケージに布をかぶせて新入り猫の姿を見せないようにしましょう。
姿は見えなくても、においで相手の存在を感じられるので少しずつ慣れさせることができます。
少しずつなれてきたら、一緒に遊ばせたり、一緒にいるときにおやつをあげるようにしましょう。
そうすることで「この子と一緒にいるといいことが起きる」と思い、仲良くしてくれるようになります。

By: Cyron
最後に
お友達をつくってあげたいと思い、新入り猫を迎える方もいると思いますが、猫にとっては友達ではなく敵という認識からはじまります。
あまりにも1匹で過ごした時間が長かった猫は新入り猫を迎えても仲良くなれないケースもあります。
そうしたときは先住猫の気持ちを一番に考えて、新入り猫を諦めるという選択をすることも必要です。
ペットショップなどで購入してしまうと、返却ができないので里親サイトなどトライアル期間を設けているところから新入り猫を引き取るようにしましょう。
どちらの猫も猫らしい自由な生活できるように、飼い主さんがサポートしてあげるようにしましょうね。