猫はトイレにとてもこだわりをもつ生き物です。
そんな動物だからこそ、引っ越しなどで生活環境が変わった時などトイレの場所を変更せざるおえない場合は心配になってしまいますよね。
今回は上手なトイレの場所の変更方法についてお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
トイレの場所が変わると猫はストレスを感じる?
猫にとってトイレは「自分の匂いがついている安心できる場所」です。
人間と違い、猫は頭の中に家の間取りを3Dでとらえているといわれています。
そんな動物だからこそ、環境の変化にはとても敏感です。
いつもある場所にトイレがないとストレスを感じて、粗相をしてしまう子も少なくありません。
年齢が若い子猫は柔軟性があるので環境の変化に臨機応変に対応できますが、シニア猫はそうはいきません。
シニア猫は環境の変化を好まないのでより強くストレスを感じてしまう場合があります。
上手なトイレ場所の変更方法
トイレの容器を新しいものにしない
引っ越しなどでガラッと間取りが変わってしまうときは猫トイレまで心機一転して新しいものを用意しがちですが、これはNGです。
ただでさえ慣れないおうちの間取りに戸惑ってしまうのにトイレまでも新しくしてしまうと、トイレにも自分の匂いがしないとその場所を「トイレ」として認識できない子もいるのです。
そうなると「用を足す場所がない」と感じた猫は粗相をするようになってしまいます。
おうちの間取りがガラッと変わる場合は、今まで使っていたトイレ容器をそのまま使うようにしましょう。
尿や便で匂いづけをする
どうしても今まで使っていた容器を買い替えたいときは、猫の尿や便を新しいトイレの中に入れておきましょう。
こうすることで匂いがつき、猫も安心しやすくなります。
子猫は比較的簡単に慣れてくれますが、成猫やシニア猫は慣れるまでに時間がかかることも多いので飼い主さんが根気よく「ここがトイレだよ」と砂を掻かせながら教えてあげることも大切です。
少しずつ移動させる
いままで置いていた部屋と違う部屋にトイレを持っていきたい場合は、一気に移動させると戸惑って使ってくれない子もいます。
特に神経質な性格の子は、トイレを認識できずに今までと同じ場所で用を足してしますこともあります。
そういった子への上手な対処法は毎日少しづつトイレを移動させることです。
一日に何十センチくらいずつトイレを引っ張りながら最終的には置きたい場所に移動させることで猫へのストレスが軽減されます。

By: sneakerdog
まとめ
難しく感じがちな猫のトイレの問題は猫の気持ちになって考えてみると解決しやすくなります。
引っ越しの際は、いままで猫が好んで使っていた猫グッズも持っていくとよりストレス軽減効果があります。
トイレにいれる猫砂もいままでと同じ種類のものにして、できるだけ変化がないように気を配ってあげましょうね。
新しい生活環境が人間だけでなく、猫も居心地のいいものになるようにサポートしていきましょう。