猫と赤ちゃん 幸せな同居のために知っておくべきこと!
赤ちゃんはもちろん、飼い猫だって大切な家族です。
ひとつ屋根の下で暮らすのだから、どちらにとっても安全・快適に過ごしてほしいもの。
そこで今回は、猫と赤ちゃんの同居で気を付けなければいけないことをご紹介します。
猫は赤ちゃんに攻撃しない
まず、前提として、猫は自分から赤ちゃんを攻撃しないことを知ってください。
むしろ、猫は警戒したり、めんどくさがって赤ちゃんを避けることがほとんどです。
もし、猫が赤ちゃんに対して攻撃をするとしたら、赤ちゃんが猫のヒゲを引っ張ったり構いすぎたなどで、猫が思わず反撃してしまったときくらいでしょう。
また、子猫の場合は赤ちゃんにじゃれつくうちに勢いで引っ掻いてしまった、なんてこともあり得ます。
いずれにしろ、大人がきちんと目を配っていれば避けられることです。
猫が受けるストレス
猫は環境の変化に敏感です。
赤ちゃんのせいというよりも、室内の模様替えや人間の生活ペースの変化が猫のストレスになります。
特にトイレと餌の位置を変えることは大きな負担になるので、それらの場所だけはキープしてあげたいところです。
また、『猫が赤ちゃんに嫉妬して意地悪をする』という説がありますが、私の身近な猫飼いママたちの経験によると「100%ない」とのこと。
もちろん、実際は100%と断言はできないでしょうが、どちらかというと猫は距離を置きながらも乳母のように赤ちゃんを見守っているケースの方が多いようです。
ただ、赤ちゃんだけが家族の注目を集めていると、猫はさみしさで拗ねてしまうことがあります。
赤ちゃんが生まれた後でも、以前と変わらずに猫に構ってあげることが大切です。
衛生面のポイント
猫と赤ちゃんの同居で話題にあがるのがトキソプラズマ感染症ですが、猫の排泄物に直接触れなければ猫から感染する恐れはありません。
赤ちゃんが猫の排泄物に触れる機会がないようにしつつ、大人がきちんと排泄物を処理し、赤ちゃんも大人もマメに手を洗浄すれば大丈夫です。
猫の毛が気になるようであれば、猫は赤ちゃんの寝室へは立ち入り禁止にするなどで対処ができます。
なにげに便利なのが俗にいう「コロコロ」、粘着カーペットクリーナーです。
柔らかい猫の毛は家中あちこちに舞っているので、見つけたらコロコロコロコロ、衣類に付いた毛もコロコロコロコロ。
赤ちゃんに限らず呼吸器が弱い人には欠かせません。また、空気清浄器も効果的です。
なんにしても、きちんと常識的な生活を送りさえすれば、問題はありません。
どうしても心配という人は、事前に主治医・獣医師にもぜひ相談してみましょう。
最後に
前述しましたが、猫が乳母のように赤ちゃんを見守るという話はたまに耳にします。
赤ちゃんが泣き始めると、猫がおろおろしながら飼い主を呼びに行くとか、なだめるように赤ちゃんに寄り添うとか……想像するだけでほほえましい!
もしかしたら猫は猫なりに「赤ちゃんは守るもの」という不文律があるのかもしれませんね。