生後間もない捨て猫を保護した時に意外と悩むのがミルクを与え終える時期。
成長の早い子猫は、飼い主さんも驚くほどのスピードで大きくなっていくのでいまいち離乳させるタイミングが分からないものですよね。
今回は誰もが悩みがちな、子猫にミルクを与える時期について詳しく説明していきたいと思います。
ミルクをあげるのはいつまで?
子猫は、最初の頃はどの子も「キットンブルー」という灰色がかった青い瞳をしているものです。
これは目にメラニン色素がまだ定着していないので、このような色をしているといわれています。
このとき、まだ目ははっきりとは見えていないので歩き方もまだどこかおぼつかないのが特徴です。
しかし、生後2ヶ月ほど経つと目の色が徐々変わってきて黄色や緑、青といったその子が持って生まれた本来の色になります。
その時期になると、一人でできることも多くなり、歯も生え始めてきます。
そうなるとミルクだけでは栄養がしっかりととれなかったり、あごの力が弱くなってしまうため、キャットフードに切り替えることが必要になってくるのです。
最初は柔らかいキャットフードで様子をみよう!
初心者さんは、猫の目の色が変わってきたら、一度キャットフードを与えてみて食べられるかどうかを見極めるのもひとつの方法です。
その際は、いきなり固いキャットフードをあげるのではなくてお湯などで芯がなくなるまでふやかしてから与えてあげましょう。
それが食べれるようであれば、徐々にミルクをあげる回数を減らしていってキャットフード中心の食事に変えていきましょう。
嫌がって食べない時は、いままで飲んでいたミルクをかけてあげると食べてくれる場合もありますよ。
ミルクを欲しがる時はどうしたらいいの?
どうしても子猫がミルクを欲しがる時はあげてもOKです。
実は、生後2ヶ月半くらいまでは、ミルクを欲しがる子も意外と多いものなのです。
どうしても気になるときは、あげる回数を減らしてもよいですが、そのうちに自然と飲まなくなる場合が多いようなのでそれほど神経質にならなくても大丈夫ですよ。
ご飯と一緒に水もきちんと用意してあげていれば、成長するにしたがってちゃんと水を飲むようになってくれます。
まとめ
猫の月齢はなかなか分かりづらいものですが、目の色が変わり始めたら赤ちゃんの時期は乗り越えたと思ってOKです。
目の色の変化は猫の成長を知らせてくれる重要なサインでもありますので、見逃さないようにしましょうね。
ミルクからキャットフードに変えていくときは不安でいっぱいになる飼い主さんも多いと思いますが、大人になるにつれてきちんと食べてくれるようになるので大丈夫です。
あまり神経質になりすぎずに、今しかない子猫の瞬間を飼い主さんもめいっぱい楽しまれてみてくださいね!